ミラクル先生といっしょ。

「やっと追い付いた……。古瀬君、こうやって何度も暴れられたらこっちの身がもたなくなる。
少しは落ち着いて貰えると助かるんだけど」


しゃがみこんだ渡会先輩の隣にいたのはアリスの動きを止めた張本人。

でもそう思っているのは私と、多分渡会先輩達だけだと思う。

あれだけ走り回って忙しそうだったから、来ないと思っていたのに。

息をやっぱり切らし、ワイシャツのボタンを少し緩めた湯浅先生の姿だった。