ミラクル先生といっしょ。

“くれば”の辺りを強調するあたり、余裕がないように見える。

私だって内心ではあまり余裕がない。

でもそれを見せたらいけないと思うから、あえてその感情を押さえこんでいる。

このまま引き分けになれば楽なのかもしれないけれど、それは私も入村さんも許さないと思う。

さあ、どっちが来る!? 残り時間ただいま15分!


ゆっくりと進む時計の針。せまる15時。お客さんもほぼいない状態で、皆は出入り口に釘付け。

心臓の音だけが大きくなる。もう来ないのではないかと思ったその瞬間。

激しく息を切らしながら3人男子生徒が入って来た。

楽しみにして来たと言うより、逃げ場を探してようやく見つけましたって感じの様子だ。