ミラクル先生といっしょ。

「にゃんこのお姉ちゃん、ありがとうっ!」


そのまま男の子は用だけを済ませるとお母さんと一緒にいなくなった。

“またねー”と満面の笑顔を浮かべ、私に一生懸命手を振ってくれる姿にまたときめいてしまった。

子供はあれくらいかわいい男の子が欲しいなあ。

反抗期で大暴れするかもしれないと言うのは置いておいて。

その余韻に浸らせてくれる間もなく、入村さんの険しい顔が視界に入って来た。

さっきまでの余裕そうな表情はどこへやら。引き分けになった途端にこんな顔だ。

例えるならばおかめの笑顔が般若に変わったかのようだ。


「もう時間も時間だし、次の1人で決着がつきそうね。くれば、の話だけど」