ミラクル先生といっしょ。

何とか時間ギリギリでチラシを配り終え、教室に戻ってみれば。

繁盛している我がクラスの賑やかさと、

余裕をかまして涼しい顔をしている入村さんが出迎えてくれた。


「遅かったじゃない? アタシなんてもう20分前には配り終えたわよ?」

「へえ? 綺麗な入村さんでもそんなに時間がかかったんだ?」


何だか言い方がムカついたから、思わずまた挑発みたいなものに乗っかっちゃったじゃない。

でも乗っかって正解だったかも。

なんか入村さんのフルフルと震えた様子が、妙に見ていて清々しかったから。

お腹抑えて指さして笑ってやろうかとも思ったけれど、

この後万が一負けたらみっともない事になるからやめておこう。

勝ってからじっくりとそうやってやろう、っと。