ミラクル先生といっしょ。

「その様子だと心配はないようだね。良かった」


ニコッと私にだけ向けて見せるその笑みに、私はまた気を失ってしまいそうです。

漫画とかで助けてもらった人が偶然にも転校生でしたー……

って、パターンをよく漫画で見るけど、現実でもある物だなあって思った。

湯浅先生か……うん、覚えた! やっぱり先生だったけれど関係ない。いくつなんだろ?

もうね。先生の顔を見て、先生の声を聞いているだけでもうそれは夢の時間です。

こんな幸せな時間ってそうないでしょう。50分と言わず1時間でも良いような。

国語の時間だけそうなるって訳には……いかないか。

あっと言う間に50分は過ぎて行き、先生は去って行った。

すぐにやって来たアイちゃん含む皆はどういう事なのかと聞いて来た。