ミラクル先生といっしょ。

「じゃあこの中から選ぶか……」


クラス委員の機械君こと、木田海斗(きだ・かいと)君が、軽く頭をかきながら出た出し物を眺めながら言う。

……彼の名前を合宿の肝試しの時に初めて名前を覚えたなんて、恥ずかしくて口に出来ない。

どっちにしても機械君には変わりないけどさ。

黒板に書かれた出し物は3つ。“お化け屋敷”、“メイド喫茶”、“普通の喫茶”。

でも食べ物を扱うのは各学年2クラスまで。だから確実に喫茶が出来るとは限らない。

機械君はそう言った上で、近くにあった空の小さな段ボール箱を教卓の上に置くと、

速攻で切ったメモ用紙を配りだした。やる事はもう分かっている。多数決の投票だ。


「挙手方法だと手をあげない人が出るから。紙に書いて後ろから回収する」


なるほど。確かに挙手方法だと手をあげない人出るもんね。必ず1人は。

さすが機械君。その辺りまできちんと考えているんだな。