ミラクル先生といっしょ。

……でも何で先生、特別科である蛍人君と一緒にいるの?

先生の担当は普通科。普通科の事一緒にいるならまだ分かるのに。許せないけど。

市来先生が言っていた、付き添っていたと言う生徒は確実に蛍人君の事だろう。

だから余計におかしく感じる。朝からずっと蛍人君につきっきりだったって事?

と言う事は国語の授業もしないで蛍人君のお守り? え、何? 本当にボイコットな訳?


「どうかしたのかしら?」


保健の先生が蛍人君の腕をどかし、おでこに濡れタオルを置いた後、

頭の中がグルグル混乱して固まった私に気付く。

誰かに聞かなければ何も解決しないと思い、私は思いきって聞いてみた。


「湯浅先生は一体こんな所で何をしていたんだろうと思って……」

「何って。弟さんの付き添いよ?」

「いえ、そうじゃなくて……本当なら私達の勉強を見てくれるはずだったので」