ミラクル先生といっしょ。

「~~~~~~~~~~~~~!?」


声にならない悲鳴を上げてしまう。きっと顔は赤いと思う。

だってそこにいたのは。そこに……いたのは。




命の恩人ではないですか!




「……ん? ああ、このクラスだったんだね。体調の方はもう良いのかい?
初めまして。このクラスの国語を担当する、湯浅尚太郎です」


私の熱すぎるだろう視線に気付いた恩人様は、にこりと笑ってご丁寧に自己紹介をしてくれた。