「着いたよ」 やっと口を開いた男の人は 後ろを振り返り、 被っていたフードをとった。 「ここで遊ぶの?」 その部屋は暗く、 とてもいい環境とはいえない。 「----来たか?」 いきなり奥から声が聞こえ、 あたしの心臓は跳ね上がった。 だってこんなところに 人がいるはずないって思ってたから。