「・・・・・」 目の前には 見覚えのある天井。 現実に引き戻され、悲しくなった。 「二度も倒れるなんてな」 横から声がし、 目をやるとさっきの男がいる。 あー。 やっぱり夢じゃなかったのか。 状況はさっきと何も変わってない。 でも、 あたしに“諦め”の感情が芽生えだしていた。