「あ!墨田ー!」 「ん、何」 「5時間目なんだっけ?」 「古文」 長い付き合いの俊平は、 わたしにいつも時間割を聞いてくる。 ちなみに、5、6時間目の用意は わたしはとっくに済ませた。 「ありがとなー!」 「いえいえ」 仲野と田中がこっちを見てくる。 毎回そうなのだけれど、 その視線の意味をわたしは知っている。 ケータイを持って、わたしは教室をでた。