〜偽りの私〜



千夏はただじっと遠くを見つめるだけだった…

何も話すことなく

ただ時間ばかりが無常にも過ぎていく

私から話せば…

第一声がなかなかでない

二人の沈黙の空気とは裏腹に

空はとても輝くように澄んでいた





どのくらい経っただろうか…

「ねぇ…柚子にとって私って何?」

「えっ…?友達に…親友に決まってるじゃん!」

「そう…」

「どうしたの急に?学校も休んでたし、心配してたんだよ?」

「……」

「体調悪かったの?何だか痩せてるし、顔色だって…」

「…」

「もう学校来れるようになったんだよね?♪私、今日千夏に会いに行こうと思ってたんだぁ♪」