美桜が俺の事嫌いでも
俺は美桜が好きだから。
どんな形でも良い。
利用されても
愛されてなくても
二番目でも
うざがられても
美桜の傍に入れれば良い。
だから、美桜の傍に
いさせて?


────────


「…っ」


私は、返信をせず携帯を抱えたままベッドに寝転んだ。


ーコンコン


「はい…」
「美桜ちゃん?」


ドアの向こうには連翔さんがいた。
私の姿を見て目を丸くすると床に座った。


「…大翔がさ…」
「…っ…」
「え!?何!?」


堪えてた涙が頬を伝った。


「…大翔の気持ち…踏みにじったし…下らない理由で失っちゃったよ…」