「どういう基準で…」


私の独り言はお母様の笑い声で書き消された。


「あ、美桜と大翔くんへプレゼントだ。」


そう言うとお父様は大きい額を持ってきた。


「じゃん!!」


そう言って見してくれた絵には絵の具で書かれているはずなのに立体に見える桜吹雪に綺麗な大きい羽を広げている鳥だった。


「歴代のは地下にあるから。」


いや…この家の儀式がよく理解出来ない。


「ま、張っといて」
「え…」


お母様の指示が出ると遠藤達が絵を飾り始めた。