「でも…行けないかも…」
「…そっか、行けたらメールしてね!ってか、遊びに行くね!」
「うん!」


そんな話をしてるとあっという間に終業式が終わってしまった。


「じゃ、メールね!バイバイ」
「うん、バイバイ」


そう言って走って教室を出た。


「じゃ、始業式で」
「え…」


麗奈に引き続き京介も教室を出ていこうとした。


「ま、待って!!」
「あ?」
「…暇だったら、うち来てね、大翔もいるし」
「…あぁ」


飛びっきりの笑顔で手を振る京介に私も飛びっきりの笑顔で手を振った。


ー着信 天王寺 美海


「もし『美桜ちゃん!?』


電話口の相手はお母様。