「流川もやる?」

「やんねーよ」

「え~~、見たい、流川の運転、久しぶりに」

「運転ってな……。ゲームだぞ、これは」

「ゲームでもいいから。見たい~」

「ったく」


まんざらでもなさ気な様子でオンナと入れ替わったオトコは、


「……にゃ(やっぱりな)」


本日の最高得点をマークした。


「うわーっ、やっぱりすごい! 流川!」

「にゃ……」


イケメンっていうのは、なんでも出来ちまうんだよな。

それがケータイ小説の中の……いや、世の中の相場だ。


ちきしょー……


なんでオレは猫なんだ。


よりによってなんで猫なんだ。


くそーーー……



イケメンになりてぇ……。