オレはその場を離れ、とぼとぼと自動改札へ向かった。 「にゃ」(あれ?) ……なんだ。 オレって本当に馬鹿。 猫だけど馬鹿。 何を悩んでるんだ? オレのこの身長を見ろ。 このまま通り抜けるだけでいいんじゃん。 猫、やっぱりラッキー。