音の出処が自分自身なんだと理解した瞬間、言い知れぬ羞恥心に襲われた。

・・・初めてなのに。

彼がローチェストに手を伸ばし、四角い包みを取り出す。
私にキスしながら
中身を取り出し、そのまま器用に・・・。

「痛かったら、俺の背中に爪立てていいから」

その瞬間に激痛が走る。

「・・・痛い・・・」

目を閉じた瞬間、涙がポロリと零れた。