鶴子:ローテクだからイケないんだわ。機織りの機械にな〜れっ!!えいっ


機織りの道具は機織りの機械へと変身した(反則だろ)


ヴィィィィン・・・機械が稼働する音が部屋に響き渡る

朝日がようやく登り始めた。

ジーさんとバーさんは機械の音に目を覚ました


鶴子:ごめんなさい。ジーさん(バーさんは!?)

ジーさん:別に構わんが、一体何をしていたのじゃ!?

鶴子:はい。ハタをおっていたのです。コレです

バーさん:コレは、見事なもんじゃ・・・

鶴子:コレをお金に変えて、お米など入り用なものを買って下さい

バーさん:よし。化粧品を買おう。

ジーさん:バーさんや・・・もはや、手遅れじゃ。現代の科学の力を借りてもどうにもならん


こうして、布をお金に変えたジーさんは、入り用なものを買って、鶴子にはお土産として、カンザシを買ったのであった。

それからと言うもの、鶴子は毎晩のようにハタをおった

ある夜のことだった。

鶴子は疲れのせいか、だんだんやつれてきた。

心配したジーさんが鶴子に声をかける


ジーさん:今日は休んだ方がええ。

鶴子:いえ。あたしは、もっとハタを織りたいのです

ジーさん:しかしのう・・・わかった。そこまで言うのであれば、それでええ。ただ、一度お医者さんに見てもらって、薬をもらおう


鶴子は、しぶしぶ頷き、近くの医者の所へジーさんとバーさんと行った