帰り道の夕焼け空に思う。 ……溺れてしまおうか。 橋の上から見下ろした川は光でキラキラ光っていた。 雨なんてなかったみたいに。 こうして人間も忘れられるんだろうか。 だったら私は、忘れる前にこの夕焼け空にかき消されるみたいに、ただ溺れて、彼のもとへ向かいたい。