早速、その日の晩、同期の大越くん(先生)から電話がかかってきた。 



携帯の番号を教えていなかったから、どうやら教職員名簿を見て、自宅にかけてきたようだ。 



部屋で寛いでいると、母がリビングから大声で呼んだ。


「めぐみー、第三中学校の大越先生から電話よ!」



呼ばれたものの、一瞬、誰だろう?と、分からなかった。 



電話に出て、ようやく、彼だと理解できた。