DESTINY〜君と出会えたキセキ〜

どれくらい時間が経っただろう。



突然、ギギギギギーと、明かりの灯る方からシャッターが開くような音がした。


――と同時に、



ホテルの警備員だろうか?こちらをずっと凝視している。   



途端、我に返り、彼の背中に回していた手をサッと離した。 



誰かに見られていたかもしれないと思うと、恥ずかしさでいっぱいになった。