なんか、私、すごくバカみたい。


たった二回しか会っていないのにドキドキしちゃって……。 


今日だって、デートのように浮き足だって、研修中も裕司くんのことばかり考えて……。



何、勘違い起こしていたんだろう。



恥ずかしいよ……ほんとに。



どこか期待していた自分が情けなくて、恥ずかしくて、すごく滑稽だった。



急に、夢の世界から現実に引き戻されたようで、羞恥心が全身を駆け巡った――。