せっかくだもん。 裏切るわけじゃないし…遊んでいいよね? もう一回訪ねてくるマーに大きく頷いた。 ――『集合場所は駅前。服装は私服でいいよ。あ、そうだ。くれぐれもあの4人衆には見つからないようにね。』 なんでか問いかけても首を振るだけだった。 …っし。 廊下には誰もいない! こそこそとゆっくりとあたしは寮を出て街へ向かった。