「ホラホラ〜♪」



「ちょ…キクくん!?」



キクくんはぐいぐい私を引っ張り、踊り始める。



「えっキクくん…っアハハっ」



「楽しいでしょ〜?」



「アハっ…ていうかっ、プッなにこの踊り!?アハハッへんてこーっ」



「テキトーに…っていうか、未羽ちゃん笑いすぎでしょっ!」



「アハハッ…もう、おなか痛いっ!」




私が涙を拭いていると、キクくんは踊るのをやめた。



「…キクくん?」


何かと思って、キクくんの顔を見上げると、



ドキッ……



「やっぱり、未羽ちゃんは笑顔が一番だよ。」



そう言ったキクくんは、素敵な笑顔していて…

とても、ドキドキした。










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