あの後、障害物は二回あって、なんとか黄団は総合二位に入ることができた。



「まぁ…上々なんじゃないっ?」


「てか、いまどこが一番なんだろ??」


「ミキ…」


「「え??」」


「聞けば、わかる…」



あ、会長だからわかるのか!



「聞きいってきまっす!」


「あ、キクくん!」


「次…1000m…。」



てことは、鏡夜先輩!
確か、みとけよって言われたな…



「…じゃ、キクくんに任せて見てましょっか。」


ニコッと笑いかけると、素直にうなずく薫先輩。

なんか、可愛い…



「あ、きた。」


1000mの選手達が入場してきた。



「黄団…陸上部、ですよね?」


「うん。」


1000mは、各団の各学年三人ずつでることになってる。

黄団は三学年全員陸上部がでてる。


青団は、鏡夜先輩と野球部の人と陸上部。


赤団は、陸上部二人と野球部。



各学年の一位が高得点で、さらに全体の一位は加点される。


鏡夜先輩の学年…二年生は、赤も黄も陸上部…。



「先輩、鏡夜先輩…やばくないですか?」


「…うん。」










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