「ここが未羽ちゃんの部屋ね〜!隣俺だから、わかんないことあったらいつでも来て♪」



「ありがとう!」




一通り学校のことを教えてもらい、今は寮にいる。




「あ、隣のやつ女たらしだから、気をつけてね?未羽ちゃん可愛いから、狙われちゃうかも。」



「“藤堂”くん…?」



「そうそう。藤堂とは二人っきりにならないように!!まあずっと遊んでて寮に帰ってくることなんてめったにないから、大丈夫だと思うけど…。」



「うん…。」



「あ、未羽ちゃん俺の部屋おいでよ!俺未羽ちゃんとお話したい♪」



「うん、いいよ〜」




私は、キクくんの部屋に入ってキクくんといろんなことを話した。




「未羽ちゃんはー彼氏とかいたことあんの?」



「ないんだぁ…キクくんは??」



「俺は一回だけあるよ!でも一週間で別れちゃったから、数に入んないかな?」



「い、一週間!?何があったの?」



「告ってー、俺は真剣に付き合ってたんだけど…。向こうは遊びだったみたいで、フられちった★」



「そっかぁ…。キクくん、本気だったんだね…。」



「まあ今はなんとも思ってないけどね!!」




そう言ったキクくんの笑顔は、少し悲しそうで、やっぱり完全に忘れることは出来てないんじゃないかと思った。










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