「…そういえば、おまえ名前なんていうんだ?」
「あ、神戸未羽っていいます!」
「未羽ね。俺は、生徒会長の春矢幹久。二年だ。ほら、おまえらも自己紹介しろよ。」
「僕は兄の河津瑞希!!みぃくんって呼んでね♪」
「僕は弟の河津静希!!しぃくんって呼んでね♪」
「ちなみに、僕たち」
「君と同じ一年だよっ」
「二人で会計」
「やってるんだっ!」
「「よろしくー♪」」
青メッシュが、みぃくん。
赤メッシュが、しぃくん。
よし、覚えたっ!
「俺は副会長の沢田鏡夜。鏡夜でいいぜ。俺は二年だ。よろしくな。」
オレンジ頭の人が、微笑みながら手をさしのべてきた。
「あ、よろしくお願いしまずっ!?」
ギュウ〜
「いっ、いたぁい!!」
「ハハハ♪おまえいい顔するな!」
鏡夜先輩は、私の手を思いっきりぎゅーっと握りしめた。
痛い…(泣)
「女の子になんてことすんだよ!大丈夫?」
そう言いながら、まだヒリヒリする私の手をさすってくれたのは、外人さんみたいな人。
「僕のは書記の、稲葉恵です。二年だよ。恵って呼んでね。」
そう言いながら、ニコッと笑った
優しいし…
カッコイイっ
この中で一番まともそうっ!
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