｢……私、薫のこと、本当に好きだったよ？｣
｢うん…わかってる。｣
薫は、泣いている私を優しく抱きしめてくれた。
｢…明日、日本に戻ろう。｣
｢え…？｣
｢そいつに、伝えなきゃ…。｣
私、伝えていいの…？
｢俺、未羽に幸せ…たくさん、もらったから…未羽に、幸せになってほしい…｣
｢薫…っ｣
｢今日、誕生日だから…今日１日は、俺の彼女でいて…？｣
｢うん…っありがとう。｣
私、薫と付き合えてよかった。
意味はちょっと違ったけど、薫のこと、大好きだった。
ありがとう、薫。
その日、私と薫は抱き合って寝た
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