「未羽…ほんとに、いいの?」
私たちはいま、ベッドの上にいる
私の上に、薫が馬乗りしてる。
私、薫と…ついに!?
「……未羽…」
薫の顔がだんだんと近づいてきて…唇が触れる。
「ん…」
優しいキス。
私のことを大切にしてくれてるって、わかるようなキス。
「未羽…好きだよ……」
“未羽”
“すきだ”
「っ!!やだっ!!」
「!!」
思わず、薫を突き飛ばしてしまった。
「あっ…ごめん!!」
なんで…なんで今、あの人のことが…
「………。」
なにも言わない薫。
絶対に、傷つけた。
「ごめん…っごめんなさいっご、んんっ」
いきなり、キスされた。
「ん…なんで?」
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