獣百匹☆紅一点!?




「未羽…ほんとに、いいの?」



私たちはいま、ベッドの上にいる


私の上に、薫が馬乗りしてる。



私、薫と…ついに!?



「……未羽…」



薫の顔がだんだんと近づいてきて…唇が触れる。



「ん…」



優しいキス。
私のことを大切にしてくれてるって、わかるようなキス。



「未羽…好きだよ……」



“未羽”

“すきだ”



「っ!!やだっ!!」



「!!」



思わず、薫を突き飛ばしてしまった。



「あっ…ごめん!!」




なんで…なんで今、あの人のことが…



「………。」



なにも言わない薫。
絶対に、傷つけた。



「ごめん…っごめんなさいっご、んんっ」



いきなり、キスされた。



「ん…なんで?」










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