獣百匹☆紅一点!?




「薫……?」



「ん?なに…?」



花束を机に置きながら、優しくほほえむ薫。



「薫の誕生日って……」



「あと、一時間後?」



「…うそー!!」



知らなかった!
誕生日知らないなんて彼女失格だよ〜



「私っ何も準備してないよ〜」



半泣きになりながら焦る私に、優しい笑顔のまま頭を撫でる薫。



「未羽が、俺の彼女でいてくれるだけでいい…」



それは、とても嬉しいけど…



「でも…年に一回の大切な日だし……」



なんかしてあげたいよ…



「なんでも言って?」



そう言うと、薫はしばらく考えた










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