「未羽……」



「薫、先輩…」



ふいに、後ろから鏡夜先輩に抱きしめられた。



「いいの…?俺で…」



「はい…。薫先輩、一人にできません。」



「…好き。好きだよ……」



薫先輩…

“守りたい。一人にしたくない”


これって、好きってことだよね。




「私も、好きです…」




誰もいない生徒会室で、キスをした。



優しくて、暖かいキス。


私は、薫先輩が好き。










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