獣百匹☆紅一点!?




「…鏡夜、先輩……」



みんな出て行ってしまった中、鏡夜先輩だけはずっと無言でイスに座っていた。




先輩も、怒ってるのかな。




「先輩…ごめんなさい、私…」



「なんであやまんの?」



「…え?」



「おまえは悪くないだろ。」



「鏡夜先輩…」



「でも、忘れんなよ。お前は俺のもんだから。」



ニコッと笑って、立ち上がる鏡夜先輩。



「薫ー今は貸しといてやるけど、それ俺んだから。返してもらうし。」



そう言いながら、部屋をでていった鏡夜先輩。



「ふふっ…鏡夜先輩……」



鏡夜先輩…ありがとう。


なんだか、救われた。










.