｢…なぁ、なんでここに転校なんてしてきたんだ？｣



｢えっと…親の都合で引っ越してきたんですけど、なんか受け入れてくれる学校が、ここしかなかったらしいんですよ…。｣



｢ふぅん。なるほどな。ところでさ、ここが去年まで男子校だったって知ってる？｣



｢あ、はい！知ってます。でも私の学年、女子一人もいないんですね…。先輩方と、仲良くなれればいいんですけど…｣



｢は？おまえバカか？｣



｢え？｣



｢去年まで男子校だったんだから、上に女なんかいるわけねぇだろ。｣



｢…ってことは、もしかして…!!｣



｢この学校には、女はおまえ一人だよ。｣



｢えﾞぇーっっ!!!｣






神様仏様お地蔵様。



これはいじめですか？(泣)




｢そんな……っ｣



｢おまえよく泣くな。｣




会長さんは、笑いながら私の涙を拭き取ってくれた。




｢そりゃ泣きたくもなりますよっ！これから毎日あんな危険な目に会わされるって考えたら…！｣



｢…じゃあ、俺が守ってやる。｣




ドキンっ



｢え…？｣



｢さっきみたいに、俺がおまえのこと守ってやるよ。おまえ気に入ったし♪｣



｢えええ？｣



ななな、なんですか!?

ドキドキしてしまうんですけどっ!!



｢おまえ、生徒会のペットになれ！｣



｢えぇぇ!?｣





ペットって、なんですかー!?





波乱の幕開けです…。



どうか私に平和な日々を(泣)










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