けど、
何かしら…
先生の気持ちはきっと
そこにあるのに
先生は、言わない。
……、
「都合のいい時だけ人に頼るのはいかがなものかと…」
昴さんは 机に肘をついた
学校帰りに待っていた
昴さんにはなした
先生のしてる
事を教えて欲しい…と。
「…すいません。」
とりあえず謝っておく
「まぁ…良いですけど。…いずれ貴女が聞くだろうとは予想してましたから」
はぁと ため息をついた。
「……久白兄さんは、"企業つぶし"…いや"財閥つぶし"を裏でしてます。」
「財閥つぶし…?」
ピンとこない…
先生が財閥を…潰す?
「貴女の身近であったでしょう。榊様の没落…久白兄さんがしたことですよ?」
榊様の没落…