「はい…。」
「私も出来うる限りの事はするが…、また何か分かったらお前にも話すようにする。…」
父様はそう言って口を閉じた
翌日に学校では、
榊様のことが少し噂になっていた
「瑠璃子さん。榊様の事お聞きになった?…気の毒だわ…」
「えぇ、…。父様から聞いたわ、なんとか力になりたいって仰っていたけど…」
亜美子さんは
そうねと頷いた。
榊さん、
何で会社が傾いたのかしら…
「お早う御座います。四条さん、花園さん、」
亜美子さんは、あらと後ろを向いた
先生だ
「お早う御座います、先生」
「教室に行かないと遅刻しますよ、もう時間ですよ」
いつもの笑顔で言う
「あらやだ、行きましょう。瑠璃子さん…」
「えぇ…」
私は先生を見た後
教室にむかった

