「どうしたの?君から来るなんて…もう月がのぼる時間だよ」 「あ…あのね、私…あなたに…」 「お嬢様~!」 また執事だ。 「…またなによ?」 「今日は宮廷の晩餐会なので早くお戻りをー」 「あっ!忘れてた………ごめんなさい!また明日ねっ」 私はぽかーんとしているジャンをおいて執事と屋敷に戻ることにした。