そのあと綺の腕を掴み、ケガした指先をすぐに俺の口に含んだ…。 強く吸い、指先を離して傷口を見た。 「大丈夫か?」 「う、うん…」 綺の頬は少し赤くなっていた。 「ったく、言ってるそばからケガするなよ! バカ綺…」 頭をコツンとする。 「おっ、お兄ちゃんの言う通りバカだよね…。ごっ…ごめん…ね」 涙を溜めながら俺に視線を向ける。