さっきまでのピリピリとした空気が嘘のように穏やかになる うぉー…っという雄叫びと共に皆が拳を挙げる ─姫の奪還 「無駄な血は流したくねぇ…お前に見せたくないしな」 冬夜達は手は出さずじっと待っていた snakeの総長とあたしが出て来るのを… 「無事でなにより」 秦が穏やかな笑みを浮かべあたしに言う 「陽菜を泣かせたら次は遠慮しないからっ!!」 千歳が冬夜に向かって叫ぶ