「どうして俺じゃない…ちーくんって呼んでくれよ…俺の時間はあの頃から止まったままなんだ…」
「ごめん…ごめんねあたしが弱かったからいけないの…ごめんね…"ちーくん"」
「はっ…あやまんなよ…俺って情けねー何やってんだか…」
あたしの上からのけるとドサッと隣に寝転んで天を仰ぐ
「悪かったよ…でもずっと探して恋い焦がれてた…好きだったんだずっと」
目を瞑り上を向いたままであたしに話す
「惚れた女の幸せ願うのも大事だよな…例えこの手で幸せにしてやれなくても」
そう言って自分の手のひらを見つめぎゅっと握り締めた