満月の日

それから女性用の衣装室の前まできて、ハードがノックする。





「はい。」




中からティラの声が聞こえ、ハードは口を開いた。




「ハードだ。着替えの方、終わったか?」




「うん。」




「中に入っても平気か?」




「良いよ。」




ティラの了解を得た後、静かにドアを開ける。




そこには、見事にドレスアップされたティラの姿があった。