「他の部屋もご覧になります?」 僕は 「ええ、是非」 と言って立ち上がった。 ジョージは気の毒にという顔をして、ニヤニヤと笑っていた。 しかし、ジュディはまたしても僕の手を握り、螺旋階段を軽やかに上った。 僕の心臓はドキドキ脈打った。もちろん美しい人に手をひかれる恥ずかしさ以外の何ものでもない。 数多い各部屋の、趣味の良い古い中国のものと思われる装飾品を、ジュディはさらりと説明してくれた。