ターミーが外まで見送りに来てくれた。 「何も心配ないよ。もう家に入ったほうがいい」 僕はターミーにウインクをしてそう言った。 門を出るまでに、僕は三度振り返った。ターミーは大きく手を振ってそこにいた。 ほんの少しの別れだというのに、僕は懸命に彼女の笑顔をまぶたに焼き付けた。