「大変だな。ま、一生のうちの3年だよ…そんなこと、この先、無いかもしんねーもんな。」

「説得力の無い言葉。いちいちカチンとくるのは、なんでだろ?」

「お嬢様はカチンと来ないぞ。」

「もう、ムカつく〜!」

「ほら、ムカついちゃダメ!」

「うるさい!もう、」

「痛てっ!暴力は一番ダメだろ〜」

「…」

「ムシかよ!とんだお嬢様だよ」

こんなんでも、電話ではなく、
ふたりで会って話したかった。


そして…

その日も、会う約束をしていた。


『今日、俺、ミーティングだけだから早いよ!帰ったら、またメールする』


部活前、
こっそりとメールを確認すると、
終わるのが待ち遠しく、
私は、すっかりはしゃいでいた。


学校を出る時、一度メールを送ってから、
家に着くまで、恭一からの連絡を、今か今かと待った。


いつでも出れる態勢を整え、リビングで電話を待っていたが、

いっこうに電話はかかって来ず、

張り切りすぎたのか、いつの間にか、転寝をしていた。


“プルルルル・プルルルル”

(やっとかかってきた!)


「遅かったじゃん!どうかした?」

「ごめん。やっぱもう、会えなくなっちった。」