「昨日みんな直ぐ寝ちゃって。運ぶの大変だったよ・・」

「そうか。悪かったな・・今日は5時間だよな。よかったよ・・」


3人で話していると渉・遥妃が目を擦りながら入って来る。
そして、遥妃はアタシの渉は伶哉くんの隣に座る。
最後に有李栖が沢山お皿をお盆に乗せて、持って来る。

「今日は作る暇なかったので冷凍なのですよ。」

「朝から冷凍なのか・・あたし的には手料理を期待していたのだが・・」


「まぁまぁ・・食べるか。」

渉が1番先に酢豚に手をつける。今日はご飯と味噌汁、酢豚、サバであろう魚。
人数が人数なので量が半端ない。
今日はハヤテ様と剛さんはいろいろあっていない。
2人共忙しいんだ。だから、こんな大人数の宿泊を許可してくれたのだ。

みんないろいろ箸を突く。アタシも魚を食べる。
時間は大丈夫だけど・・なんかこんな朝も悪くないかもね。


「さぁて、ご馳走様。ボチボチ行こうか。」

「うん、水に浸けておかないとイケので先行ってて下さいなのです。」


「俺も手伝うよ、」

「大丈夫なのです。1人で、」


「そう? 任せていい?有李栖?」

有李栖はコクっと頷くとアタシたちは玄関に行き、靴を履く。
そして、門を出ると学校に向かう。

「ねぇ?渉、なんでアタシの部屋で寝てたの?」


「有李栖がお前の傍にいろって言うから・・・」

「でも女の子の部屋に行くって・・しかも一緒に寝たの?やっぱ2人って・・」

「「違います!!」」


「息ピッタリだな。仲良いなお前ら、」

「違うよ・・渉何もしてないよね?」


「する訳ねえだろ?」

「変態な渉だから信用出来ないなぁ・・」


「遥妃な・・」

いつものようにみんなで会話をする。
でも紗羅は少し元気ない様子だ。なんか具合でも悪いのかな・・・