「ギースト・・
ホントに冗談・・・」


言い終わる前にギーストの唇が
私の口を塞ぐ。
そして、無理矢理私の口を
抉じ開け、舌がゆっくり入って来る。


チュッ・・クチュッ・・・・
水音が私の脳内をゆっくり
溶かして行く。
このまま1つになれたらよかったのに・・




息が出来なくなって来る。
私は必死にギーストの肩を叩く。
酸素が足らず、意識が朦朧として来る。

ギーストの口が名残惜しそうに
私から離れて行く。

私は勢いよく酸素を吸い込む。
目には涙も溜まっていた。


「はぁはぁ・・はぁ・・・
ギー・・スト・・・
どう・・いう。つもり?」


「お嬢様・・私は・・・
お嬢様を愛しています。

許されないことと知っています・・

ですが、この想いは止められないのです・・・」


ダメ・・その言葉を聞いたら・・
私も愛してしまうから・・


「ギースト・・馬鹿。
私はあんたの気持ちに答えられないのよ!?

身体を1つにした時点で私は巫女では
いられなくなる!!

私も・・ギーストのことっ・・・」