有李栖の部屋に来る。
有李栖の部屋の中に入るのは2回目。
さっきは有李栖と話すのに夢中であんまり見てない。
ガチャッ。
中に入るとアタシの部屋とは違い。
白を基調とした部屋。絨毯は水色。カーテンも、
全体的にパステル系の部屋といったところだ。
「どうぞ。腰掛けて下さい。」
アタシは机の椅子に腰掛ける。
ギーストは立ったまま、使役だからしょうがないよね。
ギーストは静かに口を開く。
「では、波留華様のこと。話しますね、」
「波留華様は先代の封鬼師です。
6年ほど前でしょうか。杏南様がまだここで
生活していたころです。
波留華様はいつものように封鬼師として
仕事をしていました。」
有李栖side(過去)
「有李栖、お母さんが鬼の一族ってホントなの!?」
「ええ・・佳苗は鬼の末裔、
でも女は後は継げない。
だから誰とでも結婚は出来た。」
「だからってお父さんと?
封鬼師と鬼が結婚!? 有り得ない・・」
「でも今、佳苗の鬼の血は目覚めつつある。
もしかしたら・・」
「お母さんと戦う・・」
波留華は言葉を詰まらせる。
敵とは言っても実の母親と戦うのは
酷と言うものだ。
波留華は重い口を開く。
「お母さんを・・殺すの?」
有李栖の部屋の中に入るのは2回目。
さっきは有李栖と話すのに夢中であんまり見てない。
ガチャッ。
中に入るとアタシの部屋とは違い。
白を基調とした部屋。絨毯は水色。カーテンも、
全体的にパステル系の部屋といったところだ。
「どうぞ。腰掛けて下さい。」
アタシは机の椅子に腰掛ける。
ギーストは立ったまま、使役だからしょうがないよね。
ギーストは静かに口を開く。
「では、波留華様のこと。話しますね、」
「波留華様は先代の封鬼師です。
6年ほど前でしょうか。杏南様がまだここで
生活していたころです。
波留華様はいつものように封鬼師として
仕事をしていました。」
有李栖side(過去)
「有李栖、お母さんが鬼の一族ってホントなの!?」
「ええ・・佳苗は鬼の末裔、
でも女は後は継げない。
だから誰とでも結婚は出来た。」
「だからってお父さんと?
封鬼師と鬼が結婚!? 有り得ない・・」
「でも今、佳苗の鬼の血は目覚めつつある。
もしかしたら・・」
「お母さんと戦う・・」
波留華は言葉を詰まらせる。
敵とは言っても実の母親と戦うのは
酷と言うものだ。
波留華は重い口を開く。
「お母さんを・・殺すの?」
