―――引っ越し前日


あたしのずっと2人きりで凌の部屋にいたい

という要望を

俺も同じこと考えてた

と言って快く受け入れてくれた




家に迎え入れてくれる凌のお母さんも表情が暗い…


「きいちゃん、ごめんなさいね…」

「謝らないでください!それに…そんなしんみりされちゃったら余計寂しくなるし…」

そう言って明るく見せると

「そ…そうね!あ、凌部屋で待ってるわよ!あたしも今日は美恵子さん(キイナママ)と食事してくるから2人でゆっくりと過ごすといいわ!」

「ありがとうございます!じゃあお邪魔します!」

あたしは早速凌の部屋に向かった。