「えっと、この方は?」
私が聞いた。
「この方はあなたたちのお兄さんよ。」
「お兄ちゃん?」
ネユカは目を輝かせていた。
「ほら、挨拶しなさい。」
「俺の名前はカズ。よろしくな。」
「私は・・・」
と自己紹介しようと思ったらネユカに先を越された。
「ボクの名前はネユカ。よろしくね。」
「私の名前はサリリです。よろしくお願いします。」
「自己紹介も終わった事だし、ご飯にしましょう?」
お母さんが言った。
それから、私とネユカとお兄ちゃんはリビングに行った。
「いただきます。」
食事が始まった。
食事も終わり、お風呂も入り、寝室に行った。
「お姉ちゃん、お兄ちゃん出来て嬉しいね。」
ネユカはニコッとした。
「そうだね。」
そう言う事があり、数日が経った。
ある日の夜、私が寝ているとネユカが泣いていた。
「どうかしたの?」
「さっき、お母さんとお父さんが話していた事聞いちゃって・・・」
「何を聞いたの?」