「さっき庭で会うたで。あのでっかくて厳ついおっさんやろ?
あいつ一体何者なんや?!筆頭局長って?」
「あの人はな、江戸からこの京都に上ってきた時以来の同士なんだ。
つまり、壬生浪士組の創設者の一人なんだよ。実質、芹沢さんが新撰組の真の頭だな」
「…芹沢が頭って決まってんやったら、何で局長が二人おらなあかんの?」
「はぁ…。それはな、まぁ色々あんのよ」
説明しにくそうに永倉が頬を掻きながら苦笑する。
「ちなみに、副長も三人いますよ」
「三人?!なんつー無駄な…。
そういえば、さっき芹沢の下っ端みたいな新見いうやつがおったが?」
「新見さんは副長です!」
沖田の言葉を聞いて楓はこのおかしな組織形態の凡その正体がわかった。
「……派閥があるんやな?」
あいつ一体何者なんや?!筆頭局長って?」
「あの人はな、江戸からこの京都に上ってきた時以来の同士なんだ。
つまり、壬生浪士組の創設者の一人なんだよ。実質、芹沢さんが新撰組の真の頭だな」
「…芹沢が頭って決まってんやったら、何で局長が二人おらなあかんの?」
「はぁ…。それはな、まぁ色々あんのよ」
説明しにくそうに永倉が頬を掻きながら苦笑する。
「ちなみに、副長も三人いますよ」
「三人?!なんつー無駄な…。
そういえば、さっき芹沢の下っ端みたいな新見いうやつがおったが?」
「新見さんは副長です!」
沖田の言葉を聞いて楓はこのおかしな組織形態の凡その正体がわかった。
「……派閥があるんやな?」

